ぷちすけの経歴
作曲活動を始めるまで
私は元々歌うことが好きでした。
どんなポピュラー音楽も躊躇なく聞くことができていた時期がありました。
ですが、転機が訪れました。
音楽ゲームにはまってしまったんです。
具体的に言うと、ナムコさんの『太鼓の達人』、セガさんの『maimai』『CHUNITHM』『オンゲキ』、コナミさんの『SOUND VORTEX』ですね。
これらの音ゲーにはインスト曲(歌詞のない曲)が多いことが特徴です。なので、歌詞がなくても曲として成立するという気づきは、「歌=曲」という私の固定概念が崩れさせました。インスト曲に親しんでいくうちに、一般に親しまれているポピュラー音楽は曲の要素よりも詞の要素の方が大きいのではないかと思い始め、ぱったりと世間の曲を聴くのをやめてしまいました。
なんだか、曲の中でもインスト曲は軽んじられている気がして。
同時期にマイブームだったのが耳コピでした。
耳コピ作品は2年で合計40作品を越え、音楽に対する感性を無意識に磨いていくことになりました。
私はそのスキルを活かすために曲が作りたくて、いくつもの音楽ゲームの楽曲公募に応募しました。
しかし、結果はすべて落選。思うような結果が出ず、私は基礎から「音楽理論」を研究し直すようになりました。
周囲の変化
私が音楽理論を再び勉強している頃、そんなに親しくなかった友人が「Kawaii future bass」に興味を持ち、私に話しかけてきました。
どうにも、私が作曲をしていたことを知っていたみたいで。
その友人は昔からアコースティックな正統派J-POP風の曲を作っていて、一生縁ないなと思っていたんですがね…
ちなみに「kawaii future bass」はあのUjico* / Snail's Houseさんが発祥とされている音楽ジャンルで音楽ゲームにも楽曲提供をしている人なので曲は知っていました。
「kawaii future bass」の派生元である「future bass」は少し手を出していたこともあり、その友人と話すことも少し多くなりました。
しかし、友人とのクオリティの差を思い知り、だんだんと作曲に対する熱意が冷めていったのでした。
このアカウントを作るまで
私はしばらくして作曲のことなんて忘れて、またいつも通り与えられたタスクをこなす生活を送っていました。
が、ここではお話しできない理由で家庭から見放されました。家庭内における私の居場所がなくなってしまったんです。
それを自覚して認めるようになるまで少し時間がかかりました。
私は人のために生きることこそが私なりの生きがいだと思っていて、私は家庭のために尽くしてきたつもりだったからです。
ある意味、裏切られたようにも感じられました。
まあ、今考えればアピールが足りなかったんじゃないかとか考えることもあるんですがね…
そうなって私は軽い鬱のような状態になってしまいました。
食欲がわかず、全ての感覚が鈍くなり、あんなに明るく振る舞っていたのに家に帰れば、誰も見えないところで泣いてばかり……
毎日がそんな状態で鬱は悪化して負の連鎖に陥ってしまいました。
ある日、いつものように帰宅の途につくため、電車に乗ったところ、隣の人のスマホの画面が一瞬見えました。
隣の人はTwitterを開いていたのですが、なんと私が少し前にネットで見かけたつゅちゃん(@TSUYU214)という歌い手だったことが分かりました(良かったらフォローしてあげてください。腕前は正直すごいです)。
もうそこから人生が変わりました。
幸いなことに私は作曲を数年続けていたのでもしかしたらこの界隈に入れるんじゃないかと思って勇気を出してアカウントを作り、勇気を出して私と関わってくれた方には自分ができる最大のパフォーマンスを身体が持つ限界まで時間を割いて活動していました。
そうやって活動していて気づいた事は歌い手さんはなるべく多くの人に歌声を届けて幸せにさせたいんだなぁという事です。
普通に考えて自分の声を不特定多数に対して晒すなんてことは強い信念が無いとできないはずですし、第一心が弱っていた私にはそうやって活動している歌い手の方々が輝いて見えたみたいです。
本当はそんな大層なことじゃないのかもしれませんが、少なくとも私は皆さんの心の奥底にそんな感情が必ずあると信じています。
だから、私もより多くの人の役に立つために家庭ではなく、社会に身を置き、自分のできることをすることに決めました。
このアカウントを作った後
みなさんが存じ上げている通りです。
最後に一言
私が今も生き続けていられるのは歌い手の皆さんのおかげだと思っているんです。
あの歌い手さんがいなかったら私は二度と心を取り戻せなかったかもしれません。
ほんとに感謝してます。
私から言えることはこんなことくらいしかありませんが、言わせてください。
歌い手の皆さん今まで私を支えていただきありがとうございます。
これからも幸せを多くの人に届けてくださいね。
あなたのくれた幸せは誰かを救うから。
それではまた。